文系出身者の建築構造計算 GenS Weblog

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第50回 3000人の吹奏楽

WCのパラグワイ戦の興奮のせいで前後しましたが,27日に「第50回 3000人の吹奏楽」に行ってきました。

でもまさか自宅と京セラドームを一日二往復するとは思っていませんでした。

実は,本番前々日の雨天下での練習で風邪をひいたのか,娘は本番前日から熱を出してしまい,当日の朝も熱が下がりません。でもカラーガード隊の娘が休むとステージに穴が空いてしまいます。
幸い娘の気力は十分で休もうなんて思いは微塵も感じられません。そこで父は,重い荷物を下げての移動は辛かろうと,早起きして車で送ってやったんです。

でも開演は午後三時です。

だから一端戻って家で昼食を済ませてから,妻と姉を乗せて再度京セラドームへ向かいました。

今年も司会は三倉茉奈と三倉佳奈の姉妹です。
でもまさか自曲を含め三曲も歌うとは思いませんでしたね。自分たちのコンサートを京セラドームでやることはまずないでしょうから,役得やなぁと思いましたね。毎年ラッパは吹くんですけどね(笑)。

最大の驚きは,ベルリンフィルハーモニーでも指揮することが決まったあの佐渡裕が,一般の吹奏楽愛好者1000人を前に指揮棒を振ったことです。
てっきり主催者であり淀川工科高校の名指導者である丸谷明夫先生かと思ってましたからね。

佐渡裕の音楽家としてのスタートも,やはり子供の頃の吹奏楽(フルート)だったそうです。本人がそう言ってました。

そうそう,私より十歳は先輩かと思ってた佐渡裕が,実は二つしか歳が変わらなかったことも以外でしたね。五十前のオッサンという意味では同世代でした。

この写真は娘らの団体ではなく,盟友であり永遠のライバルでもあるEins(アインズ)の勇士です。
Eins.jpg

迫力のサウンドもキレのある動きも流石でした。このオフシーズンによくマーチングが出来るもんだといつも思います。Einsの凄いところは,マーチングに徹していることです。楽器はすべてフロントベルの金管楽器と打楽器とカラーガードで構成されていて,クラリネットやサックスなどの木管楽器は一切ありません。はじめて聞く人でも音の迫力やキレが普通の吹奏楽団と異なることに気付くと思います。

娘らのライバルですが,私はとてもEinsが好きです。見習うべきことが沢山ある気がします。

今回私はビデオ係りだったので,残念ながら娘の団体を写した写真は一枚もありません。
このオフシーズンにEinsにはとても及ばないと思ってましたが,今年は少し違いましたね。決して負けていないと思いました。やっぱりこれって親の欲目ですかね?

運動部に所属した経験のない娘が,パーカッションとしての六年のキャリアを捨てて,カラーガードという新しいことにチャレンジする勇気は褒めてやりたいと思います(親バカですみません)。

カラーガードは,吹奏楽部に所属しながら楽器を一切持たない特殊なパートです。はっきり言って運動部と同じです。吹奏楽部の甲子園ともいえる普門館への道も閉ざされます。

さぞや大した覚悟だと思いきや,聞けば「動くから痩せそうやしぃ〜,綺麗な衣装着てお化粧も出来るしぃ・・・」という拍子抜けするくらい軽いJK的な答えでしたね(苦笑)。
思いつめてやるより,これくらい飄々している方が長続きしていいのかもしれません。

やっぱり私は太鼓とラッパの生音が大好きだって再認識できて,娘も頑張ってるから私も頑張ろうと思えた一日でした。

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