文系出身者の建築構造計算 GenS Weblog

建築構造計算に関する情報 と 文系出身のGenSが極めて私見を綴ったWeblogです。たまに趣味ネタも書いてます。


久しぶりに

免震案件に関わってます。
しかも集合住宅なんてリーマンショック以降本当に久しぶりです。

設計はお客様の方でおおむね終わっていますが,私は余裕度検討レベルの確認,面圧検討や偏心率の確認など,時刻暦応答解析に関する各種解析と概要書作成行います。

変形量なら応答倍率の確認も簡単なものですが,引き抜き面圧が-1N/mm2に達する場合や,どこかの階が最初に短期許容応力度(あるいは弾性限界耐力)に達する場合など,水平変形以外で決まるかもしれないときは少し面倒です。

今回は,過去のブログにも記しましたように,引き抜き時に支承材の鉛直剛性を低下させる非線形解析で設計されてますので,面圧は単純に転倒モーメント比率にはならないんです(涙)。

だから,明日はたぶん余裕度レベルの確認だけで丸一日かかりそうです(苦笑)。

この案件以外にも免震の依頼が複数来てますので,少し建設業界の景気は回復基調にあると実感します。ただしまだ東京23区内限定ですかね。
東高西低の傾向はあまり変わらない気がします。

頑張れ関西!頑張れ日本!

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